こんにちは。じゃがいもです。
完全に冬が到来し、暖房がないと生きていけない季節になってきました。皆さんお元気におすごしでしょうか。
ピアノは手が悴むと指先がいうことをきかなくなってしまうので、暖かい場所で弾きたいものですね。
さて、今回はずばり、ピアノの短い曲をお勧めしていこうと思います。
(今回私のいう「短い曲」とは、大体3分、長くても4分以内の曲を指すことにします。)
というのも、私自身短い曲を好んで練習する傾向にあるので、他のピアノ愛好家よりも詳しい自負があるからです。
且つ、ジャンルを問わずいいなと思ったものは全て取り入れるようにしているため、クラシック好きにもポップアレンジ派にも対応できると思っています。(最近の曲はほとんど知らないため昭和のおじさんチョイスみたいになってますゴメンナサイ…)
また、ピアノ好きな方の中では練習時間が短い(週2〜3の30分〜1時間程度)方なので、長い曲を練習する時間がない、というか体力もないし集中力もないのです泣
一時期は毎日弾いてましたが、ピアノの時間をブログにあてはじめたのがきっかけでピアノの時間が減りました。(ブログを書くネタがない時はめっちゃ弾いてます笑)
私の話はどうでもいいですね、、早速紹介していきます!
難易度★☆☆
summer 久石譲
映画「菊次郎の夏」のメインテーマ。
恐ろしいほどに綺麗な曲で、その割にはそこまで難しくないので超お勧めです。
メインテーマは右手左手ともにスタッカートを歯切れよく弾かないとだらんとした印象になってしまいますので要練習です。
久石譲さんご本人が弾いているのがやはり一番しっくりきますね。
1:03~は一気に雰囲気を変えて優しく弾いてますね。盛り上がるところは盛り上がる。メリハリが大事な曲になります。
夏の景色をイメージしながら弾くといいかもしれませんね。
I LOVE YOU 尾崎豊
今もなお愛されている名曲。
歌も良いですがピアノソロもまた味が出て良いのです。
ポイントは歌うように弾くこと。愛を込めて弾くこと。
全体を通して強く弾く箇所がないため、優しく弾きながらその中で表現することが難しいです。
好きな人と手を繋ぐ時の優しさを思い出しながら、歌詞を思い出しながら弾くといい演奏になると思います。
メヌエット バッハ MenuetG−DurBWVAnh.114/メヌエットト長調
クラシックだと有名なこの曲は、一度は聞いたことがあると思います。
この曲も強く弾く部分がないため、ジャジャーンと弾き鳴らしたいのなら物足りなさを感じるかもしれませんが、それでも十分に綺麗な曲だと思っています。おしゃれカフェやホテルでもよく流れているくらいですので。
弾く時のポイントとしては、一つひとつの音をはっきり出すことを意識すること。
ピアノ初心者だと、どうしても薬指や小指に力が入らず音がへたって聞こえてしまうことがあります。
リズム練習やハノンを練習に取り入れて指を鍛えたらいいかと思います。
前奏曲集第七番 イ長調 作品28−7 ショパン
太田胃散のCMで聞いたことある方もいると思いますが、あの曲はショパン作曲だったんですね。
曲は1分程度でとても短くゆっくりした曲調なので、練習しやすく弾きやすいと思います。
太田胃散世代であれば「あ、聞いたことある!」となりますのでウケもいいです笑
難易度★★☆
糸 中島みゆき(ジェイコブ・コーラー)
Jpopのピアノアレンジを弾くのが好きなのですが、特にアレンジが素晴らしいと思うのが、ジャズピアニストのジェイコブコーラーさん。
今回は「糸」をお勧めしましたが、どれも素晴らしいので、好きな曲があればぜひ楽譜を手に取ってみてほしいです。
ちなみに彼の演奏動画もなかなかユニークで、牧場で動物に囲まれながら演奏していたりするので、興味があればみてみてください笑
24の前奏曲 53−5 カプースチン
カプースチンさんは「ピアノ上級者にカプースチンがお勧めな理由」でも紹介した通り、短い曲が多いので、この記事でもたくさん紹介させていただきます。
前奏曲はエチュードよりも難易度が下がる(といっても難しい曲は難しい)ので、比較的気軽に取り組めるのではないでしょうか。
大人の雰囲気満載のこの曲は、2分もないのでいつでもどこでも弾けます。夜のバーで演奏しているイメージで弾くといいと思います。とにかく雰囲気が大事な一曲です。
24の前奏曲 53−9 カプースチン
この曲も「53−5」と同様雰囲気満載の曲ですが、個人的には前奏曲の中でも一番素敵な曲だと思っています。
若干難易度は上がりますが、それでもカプースチンの中ではだいぶ弾きやすい印象。
ただ、私が練習した時は、見た目以上に弾けるまでに時間がかかりました。その理由は「譜読み」と「慣れない和音」。
曲は素晴らしく綺麗なのですが、その分クラシックに慣れた人には思い付かないような音楽になってますし、装飾記号パラダイスなので、譜読みが苦手な人には大変かもしれません。
ただそれ以上に演奏効果抜群で、今はまだ有名ではないですが、そのうち世に出回るのではと思っています。先取りしましょう!
弾くときのコツとしては、メロディラインを消さないように意識しながら和音を合わせることでしょうか。
手をかなり開くので、和音の音のバランスまで気が回らないかもしれませんが、できる限り右手の上の音を目立たせてあげたいですね。
樅の木 シベリウス
シベリウスの中でも一番有名なこの「樅の木」は最初は非常にゆっくりとした曲調から一転、途中から嵐が来るような激しいパートもあり、自然の優しい部分と怖い部分を味わえるような一曲となっています。
激しい部分は指も早く動かさなければなりませんが、聴こえ以上に弾きやすいので中級にしました。
上手な子だと小学生でもバンバン弾きこなしていて、私でさえ小学校6年生の発表会で弾いたくらいなので頑張れば弾ける部類だと思います。
私は、穏やかな日と、雨の日や風の日に揺らされながらそれでもどっしりと構えている樅の木を想像しながら弾いています。
途中でガラッと曲の雰囲気が変わるような曲は、自分の中でイメージを変えながら弾くといいと思います。
アラベスク 一番 ドビュッシー
ドラマでも映画でもカフェでも使われがちなこの曲は、クラシックの中でもかなり有名な部類に入ると思います。
慣れないと、右手と左手でバラバラになってしまうような感覚があると思いますが、慣れですのでまとまるまで根気強く練習しましょう。
余談ですが、先日とある美術館に自由に弾いていいピアノが置いてあったので、雰囲気にあうような曲を弾きたいなと思いこの「アラベスク第一番」を弾いてみたのですが、空間と曲が見事にマッチしたような感覚でとても気持ちよく弾けました。
ストリートピアノは、時にストリート以外にもあるので、このような綺麗な曲をレパートリーに入れておくと突然役に立つ日が来るかもしれません。
グラドゥスアドパルナッスム博士 ドビュッシー
ドビュッシーが好きなのでもう一曲紹介させてください!笑
「子供の領分」という曲集の一曲になります。
ドビュッシーが3歳の娘のために作った曲集だと言われています。
ただ子供が弾くために、というわけではなく、大人が子供の気分に浸れるように、と作られた曲だそうです。3歳の練習曲だったら、当時の3歳どうなってんだ、となってしまいますね。。
右手がずっと動いているので、リズム練習が効果を発揮すると思います。
付点やスタッカートで練習していくと、少しずつ右手が強くなり、最後はとても滑らかに弾けるようになりますので、ぜひ取り入れて練習してみてください。
狩の歌 メンデルスゾーン
メロディーが両手で作られているこの曲は、とても華やかで弾いていて気持ちのいい一曲です。
結婚行進曲を作曲されているだけあって、そういった華やか系が得意なのでしょう。
常に和音を作る必要があるので、一章節ずつ指の形を丁寧に覚えながら練習していくといいと思います。
指が届かない箇所はうまいこと音を省いても問題ないです。無理すると怪我につながるので、できる範囲で練習してみてください。
難易度★★★
エチュード集 ショパン
短編集且つ難易度が高いといえばショパンのエチュードですね。
「別れの歌」から「革命」まで有名な曲が非常に多いです。
かなり難しい曲が揃っています。短いとはいえ練習のしごたえは十分。
練習曲、というだけあってそれぞれ練習のテーマがあります。右手の運指、左手の運指、アルペジオ等。
常人だと弾けない箇所が多々でてきますので、なぜ弾けないのか、どうすれば弾けるのかを繰り返し考えながらPDCAサイクルを回していく作業が必要になります。
仕事っぽくいってしまいましたが、このレベルになるとただ練習していても上達しませんので、気をつけてください。
I am 森田真奈美
エチュードよりは難易度がだいぶ落ちますが、それでもだいぶ難しいと感じるこの曲は、以前の報道ステーションのメインテーマとなります。
ジャズ風ですので非常にかっこよく華やかなので特に男性が弾くとかっこいいと個人的には思っています。
途中右手が高速に動く箇所がありますので、そこをスムーズに弾けるよう練習することが曲全体をよくするポイントになります。
リズム練習等々で指を鍛えましょう。
8つの演奏会用エチュードより カプースチン
短いのに名曲が詰まっているカプースチンのエチュード集。
個人的には1、2、3、8番がお勧めで、それぞれ個々に書きたかったのですが、各内容が似たような感じになってしまうのでまとめさせていただきました。
2、3、8番は練習したことがありますが、どれも大変難しく、少し練習しないだけで一瞬で弾けないようになる魔法のような曲です笑
正直私も弾きこなせるほど上手くはないので、とりあえず聴いてみていただき、ぜひ茶練位していただきたいと思います。
結構有名なピアニストさんが弾いている動画も上がっていますので、参考音源はたくさんあると思います。
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