失敗しないピアノ教室の選び方

ピアノ ただの私生活日記

こんにちは。じゃがいもです。

昔から今まで習い事人気ランキングで上位に居続ける「ピアノ」。

最近は「ストリートピアノ」の登場により、より身近な存在となってきました。

そんなピアノですが、いざ習おうとすると、ピアノ教室って結構いっぱい存在するんですね。

大手楽器メーカーが運営するピアノ教室もあれば、主婦の方がご自宅で教えるという方法もあります。

そこで、元ピアノ営業マンであった私がピアノ教室について簡単に説明していきます。

いろんな先生とお付き合いがあったこそ知っている情報もありますので、皆さんの教室選びに少しでも貢献できるよう、知っている限りお教えしようと思います!

ピアノ教室には2種類存在する

大手ピアノメーカーの運営教室

代表的なのが「YAMAHA」と「KAWAI」です。

ピアノメーカーとしても有名ですが、音楽教室としてもしっかり活動されています。

当然教室にあるピアノはそのメーカーのピアノ、となりますね。

「YAMAHA」の方が売り上げも規模も大きいため、教室数も多く街でよく見るのも「YAMAHA」だと思います。

個人教室

街中で表札のところに可愛いピアノの看板が垂れ下がっているのをみたことはありませんか?

あれは「私はピアノ教室を運営しています」というサインです。当然個人経営です。

個人宅にピアノを置いてレッスンをおこないます。たまに出張対応している先生もいますね。

調べてみると結構いますので、気になる方は「町名 ピアノ教室」で検索してみてくださいね。

各ピアノ教室のメリット・デメリット

各教室にはそれぞれ良いところもあれば悪いところもあります。

何を目的として学ぶか、どれくらいの予算があるかで選び方も変わってきますので、それぞれの特徴を理解しておくことが大事です。

大手ピアノメーカーの運営教室

指導ノウハウが確立されている

大手の教室の場合、新人研修や定期研修などが設定されていることが多いです。

特に上にあげた2大メーカーは音楽教室としての歴史もあるため、そのカリキュラム、ノウハウはある程度信用できると私は思います。

在籍先生数も膨大なため、実績がある先生が講師役として先生の指導にあたることも多く、有名なピアニストも多数輩出していることから、迷ったら大手にする、という考えは間違ってないと思います。

発表会、コンクールがある(規模が大きい)

それぞれのメーカー主催の発表会、コンクールが存在します。

特にコンクールは教え子が成績を残すと先生としての評価も上がるため、先生たちは一生懸命指導をしてくれます。

また、発表会やコンクール会場は、運がよければ普段なら絶対に弾けないようなピアノに触れられるチャンスでもあります。

規模も大きいため、個人教室では味わえないような緊張感、そして経験を積むことができるでしょう。

上手な子も多いため生徒さんの刺激になるのも大手の良いところかもしれません。

優秀者向けの支援がある

音楽支援事業 - ヤマハ音楽振興会
ヤマハ音楽支援制度サイトです。ヤマハ音楽振興会は、音楽教育事業、音楽支援事業、音楽研究活動を通じ、音楽文化のさらなる発展をめざしています。

ヤマハ音楽教室では、特に活躍が期待できる活動家に向けた特別支援活動を行っています。

トップクラスになると海外でのコンクールや留学など、とにかくお金がかかるので、こういった制度があるのはありがたいですね。

ただし、トップ中のトップの成績、実績が必要になりますので、ほとんどの人には関係のない話になります笑

月謝が高い

個人教室と比較すると、月謝が割高であることが多いです。

また、生徒さんのレベルが上がれば上がるほど月謝が高くなる傾向です。

これは、単純に運営にそこそこのお金をかけているので、仕方ないっちゃ仕方ないかもしれません。

休みの融通が効かないことが多い

個人的にはこれが一番のネックになると思っています。

急な体調不良等で休みたい場合、振替レッスンに対応していない場合が多いです。

1レッスン2000円前後払っていると思うと単純に勿体無い!と思ってしまうかもしれません。

先生によるレベルのばらつきがある

当然ですが、先生も人ですので、指導方法やレベルには個人差があります。

且つ、自分で先生を選べることはあまりないので、ある程度運になってしまいます。

簡単な希望は聞いてくれますが、どうしても合わないという場合は先生を変更することも可能ですが、少し気まずいかもしれません。

最近でいう「先生ガチャ」とでも言ったら良いのですかね。。

個人教室

月謝が比較的安い

個人教室ではその先生が独自に決めているため、極端に安いところもあれば、そうでないところもあります。

趣味で教えるような感覚の先生は安く、熱血系の先生はある程度の月謝がかかるイメージです。

月謝については週に1回or2回、30分or40分or1時間、など臨機応変に決められる場合も多いです。

以上のことから、総合的に見た場合、個人教室の方が安いと言って良いと思います。

習う内容も自由に決められる(ことが多い)

これも生徒さん側と先生側で相談して進めることができるので、無理してバイエルを習う必要もなければ、流行りのアニソンの練習をすることもできます。(当然基礎練からみっちりやるタイプの先生もいるので一概には言えませんが。)

ピアノ初期はどうしてもつまらない曲を練習ことが多く、飽きてやめてしまうことが多いため、柔軟に、ピアノに飽きないような工夫をしてくれる先生も個人の方が多いと感じます。

休みの融通が効くことが多い

大手のようにガチガチにルールに縛られているわけではないので、突発的な休みに対応してくれる場合が多いですね。

よっぽど有名な先生や人気のある先生でない限り、パンパンにレッスンのスケジュールを組んでいる先生も少ないので、そこは安心材料であると私は思います。

友達ができやすい

口コミで噂が広がって生徒さんが集まる、というケースも多いのが個人教室の特徴です。

同じクラスの子、同じ学校の子が集まるケースも多く、友達ができやすいと思います。

練習の時間が前後だったりするとお母さん同士で話したりする機会もあるため、そういった繋がりもできやすいですね。

友達と連弾なんかやったらピアノが大好きになるかもしれませんね。

先生によるレベルのばらつきが、より大きい

上で書いた通り、レベル差は大手運営教室よりも大きと感じます。

また、先生によって目的が異なるので、生徒さんが何を学びたいか、ピアノを通してどうなりたいか、を自分で分析して、それにあった先生を自分で探さなければなりません。

また、大手は採用試験があるため、極端に下手な先生はいないのですが、個人教室は自分で「ピアノの先生です」と名乗れば、そこからは「ピアノの先生」になれるので、より気をつけなければなりません。

極論、あなたも「ピアノの先生です」と言えばなれます笑

発表会がない、または小さいことが多い

大手は何人かの先生の生徒さんが集まって発表会が開催されるため、人数も多ければ、借りる会場もしっかりしていることが多いです。

一方で、個人教室では、その先生がもっている生徒さんのみで開催することが多いので、規模で言うとどうしても小さくなってしまいます。

また、先生になったばかりだと数人しかいないこともあるため、そもそも発表会しませんよ、という場合もあります。

しかし一方で、知り合いの先生と合同発表会を行ったり、大手に参加させてもらう等の対応をしてくれることもあるので、そこも入会前に調べておくと良いかもしれません。

大手ピアノメーカーの特徴(2大メーカー)

先に述べた「YAMAHA」と「KAWAI」ですが、指導理念だったり、教育方法にそれぞれ特徴がありますので、それを見ていきます。自分にあった方を選んでくださいね。

YAMAHA

ヤマハ音楽教室公式サイト
「すべての人々に音楽の歓びを」。60年以上の歴史を持ち、500万人以上の卒業生を送り出してきたヤマハ音楽教室。お子さまの豊かな創造性をのびやかに育みます。

教育課程が完全に確立されている

「気持ちを音楽で表現すること」を目的としているため、大人からだと身につけるのが難しい能力(絶対音感など)を幼少期に鍛えるようなプログラムが組まれています。

また、「読譜力」や「伴奏力」を育てるといった内容もあり、ここまで徹底的に「音楽力」を育てようとしてくれるのは「YAMAHA」だけかもしれません。

スキルアップへのこだわり

プロのピアニストに「YAMAHA」出身の方が多いのは、その長い歴史から得たメソッドが確立されつつ証明だと思います。

上で述べたように、ピアノを弾く力のみに限らず、アレンジ力や初見演奏能力も求められるため、人によってはついていけない内容かもしれませんね。

KAWAI

カワイ音楽教室とは|ピアノレッスンならカワイ音楽教室|河合楽器製作所
カワイの教育システムは、すべての子どもが、のびのびと「自分」を発揮できるレッスンです。

個性を大事に

【個性を、そして表現を大事にします】と書いてある通り、KAWAIは一人一人の個性を尊重することに重きを置いています。

全ての能力、というよりかは、その子一人一人にあった指導を心がけているようです。

オリジナルテキスト「サウンドツリー」

こちらについても演奏力、というよりかは、生徒のやる気を引き出すような、楽しく学ぶことに重きをおいて作成されているように感じます。

単純に上手になりたいというような欲を満たすには物足りなく感じることもあるようです。

個人教室の選び方

では個人教室はどのようにして選べばいいのでしょうか。

失敗しないために事前にできる限りのことをしましょう。

現在(過去)の活動を調べる

演奏家として今もなお活動している人もいれば、主婦として空いている時間にレッスンをしている人もいます。

前者は演奏は上手いけど自分の価値観を押し付けるようなタイプかもしれませんし、後者でも実は昔めちゃめちゃ活躍していたピアニストかもしれません。

しかしある程度の実績があれば安心材料の一つにはなり得ると思います。

レッスンに使用するピアノを調べる

アップライトピアノで教えるのか、グランドピアノで教えるのかも教室によって変わってきます。

個人的にはグランドピアノの方が断然おすすめです。

その先生の本気度もありますし、私が幼い頃(今もですが)アップライトピアノより、グランドピアノの方が楽しいです。

タッチ感や音の広がり方が全然違いますので、どうせピアノを習うのであればグランドピアノに触れられる環境を整えることをお勧めします。

一番本気度があるのは、家にグランドピアノを2台所持している場合です。

隣で先生が見本を弾きながら教えることもでき、大手でも逆にない環境のため、見つけたらお勧めしたいです。

生徒数を調べる

生徒数は事前にわからないことが多いので、体験レッスン時に聴くのが良いでしょう。

何人が良いとかいうわけではありませんが、少なすぎるのは何か理由があるかもしれませんので気をつけましょう。

既婚/未婚か調べる

関係あるの?と思うかもしれません。あくまで私の所感です。

ピアノの先生はまず儲かりません。

にも関わらず、ピアノの先生一本で悠々自適に暮らしている方もいます。

そのほとんどが実家(親)の支援によるものです。

そういうケースは世間知らずな先生の場合が多いと感じました。

もし私に子供がいてピアノを習わせるとなったら、そういった先生は控えたいなと、営業時代に感じました笑

最後に:ピアノをまずは楽しんで欲しい

ピアノを弾くって楽しいんだ!と思ってもらうことが一番大事だと思います。

上手くなるならないはその次に考えましょう。

大体の先生がそう言った考えのもと指導に当たってくれると思いますが、たまに鬼のようなストイック先生もいますので、気づいたらすぐに変えた方がいいと思います。

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