こんにちは。じゃがいもです。
今回はピアノではなく、歌について書いていこうと思います。
というのも、私自身社会人になってから、カラオケにいく機会が多くなり、その度に嫌な思いをしていました。
ピアノ弾けるのに?と思うかもしれませんが、私は歌が下手です。
やっかいなのが、音感があるせいで下手だという自覚が強くあること。
音外れてるな〜というのがわかっちゃうんですね。でも修正が効かない。喉がいうことをきかない。
ということでカラオケ自体嫌いな存在となってしまいました。
そこで、社会人をやっている以上カラオケに行く機会はありますし、妻はカラオケ大好きだしで、少しでもカラオケに対して抵抗がなくなればいいなとの思いから、ボイトレに行くことを決意しました。
大体2年ほど通い(現在は辞めてます。その理由も書いていきます。)、レッスンを通して感じたこと、何を習ったのか等書いて行けたらと思います。
ボイトレとは
ボイストレーニング。歌から発声から「声」に関するトレーニングを行います。
私が通っていたボイトレでは、好きな曲を選んで、その曲を上手く歌えるように練習する、といった方針でした。
また、そのための基礎練習(いわゆる発声練習)も行っていました。
通う理由もさまざまで、私は「カラオケのコンプレックス脱却」を掲げておりましたが、同じように歌が上手くなりたい人や、ただ歌うのが好きだから、プロになりたい人など、色々な人が通っています。
私は2年通っていましたが、最初の一年は2週間に一回のペースで、次の一年は月に一度と、かなりやる気のない練習頻度でしたので、正直上達もあまりありませんでした。
そんな中でも得たことはいっぱいありますので、皆さんと共有したいと思います。
教えてもらったこと
発声について
自分自身発声方法が下手、というかおかしい自覚が元々ありました。
歌っても一曲持たずに声が枯れてしまいますし、安定もしません。
このような悩みを先生に相談したところ、「下顎に力が入り過ぎている」との指摘を受けました。
喉仏と顎の間の筋肉ですね。歌っている時に触ると確かに硬くなっていました。
しかし長い年月をかけて得た悪い悪い癖はそう簡単にはなくなりません。
歌う時に下顎を触りながら、力が入っていたら強制的に押し戻すような感覚で練習を続けました。
家でそれなりに練習していた時は改善がみられたのですが、その後(現在)は元に戻ってしまった気がします。秒で声が枯れます。
やっぱこういうのって日々の継続が大事なんですね。しみじみ感じました。
歌い方(声の強弱、終わりの消え方など)
歌も感情を込めて歌うとより聴こえも良くなりますし、上手に聴こえます。
私はピアノをやっていて、身に染みてそれをわかっていたと思ったのですが、歌の時は最初から最後まで全力で歌ってました。
馬鹿ですね。そりゃ声も枯れます。
ということで、感情を込めて、優しい声で歌ったり、力強い声で歌ったりと、当たり前すぎることを教えていただきました。
歌には歌詞があり、歌詞には意味があります。
それを理解して歌うことの大事さを学びました。
それぞれの歌手の特徴
私の場合は尾崎豊さんが好きだったので、よく練習していたのですが、尾崎さんの歌い方の特徴を把握することで、より歌の良さを引き出そうとしてくれました。
例えば、「I LOVE YOU」
今もなお愛される名曲ですが、時に囁くように歌い、声を揺らし(ビブラート)、色気ある声色かと思いきや、時に力強い。
全くまとめられてないですが、彼の場合こう入った特徴があるよと教えてもらい、真似することを意識して歌ってました。
ただし、私には私の良さがある(と先生は優しいので言ってくれました)ので、そこは消さないように。
そこはさすが音楽のプロなので、気持ちよく歌えるよう考慮の上指導してくれていました。
他の歌手にもそれぞれ特徴、そして良さがありますので、それを理解して練習するとより一層楽しいし上手になると思いました。
ボイトレを通して感じたこと
好きな歌があれば練習は非常に楽しい
当然好きな曲や、歌いたい曲があればモチベーションに繋がり、非常に楽しい時間を過ごすことができます。
たくさんある人はたくさんの歌に触れ、それぞれの良さやテクニックを身につけることにより、実力も伸びるのだと思います。
ただし
逆にないと、モチベーションを保つのは難しい
私の場合、好きな歌というものはあまりなく(ピアノはいっぱいあるのですが‥)尾崎豊さんの練習を何曲かした後は、正直モチベーションが下がってしまい、だらだらと続けてしまいました。
後で書きますが、とある発表会で先生の伴奏をする機会があり、それをきっかけに「あ、自分はやっぱりピアノが好きなんだ」と自覚ができたので、辞める決意に至りました。
やる気がないならないで月謝の無駄ですので、正直にその旨を伝え一旦休んだ方がいいと思います。
しばらくしたらまた歌いたくなった、なんてこともよくありますので、あまり深く考えない方がいいですよ。
先生によって教え方、相性がかなり変わってくる
これは何かを習うという際全てに共通しますね。
教える側も教わる側も人間ですので、相性というものがあります。
私の先生はいい意味で適当というか、細かい指摘などはなく(私がそこまでのレベルに達していなかっただけかもしれませんが笑)基本褒めて伸ばすタイプでした。
私はそっちの方が合うので良いのですが、人によっては「雑だな」と感じることもあるかもしれません。
大体の教室で体験時に希望を聞かれると思いますので、相性を大事にしたい人はそこで細かく希望を伝えた方がいいと思います。
劇的に上手くなることはない
初心者の人がよく抱きがちな妄想です。歌に限ったことではないですが、1日練習したからってめちゃめちゃ上手くなることはまずありません。
もしもあなたの歌が下手なのであれば、それには理由があり、その理由はあなたが今まで生きてきた長い年月をかけて構築した「何か」です。
発声方法かもしれませんし、音感の問題なのかもしれません。いずれにしても特効薬はなく、日々自分の問題と向き合うことで徐々に改善されていくものです。
急にコツを掴んで急上昇することはありますが、それが初日に来ることは極めて稀と考えてください。
番外編:発表会に出てみました。
習い馴染めて一年程度経った時に、先生から発表会の打診があり、せっかくの経験だと思ったので出ることにしました。
曲は尾崎豊さんの曲を選択。
さらに私はピアノが弾けるということもあり、たまたま会場にグランドピアノが置いてあるということがわたったので、弾き語りに挑戦しました。
私の場合、マイクをもって人前に立つより、ピアノの前で歌った方が緊張しない気がしたのもありますが、弾き語りを人生で一度はやってみたいと思っていたので、ちょうどいい機会でした。
練習はそれこそめちゃめちゃ大変で、まずどうやって練習すればいいかもよくわからなかったし、ピアノにつられて音痴になるし、歌につられて間違うしで、最初は絶望的でした。
でも人間不思議なもので、レッスンするごとに一番ダメなところを教えてもらって、一個ずつ解消していくことで、確実に上手くはなるんですね。
そうして半年ほど練習して本番に臨み、めちゃめちゃ成功したわけではないですが、練習通りにはできたかな、という感じで終えることができました。
生徒さんのレベルもさまざまで、大学生の男の子はflumpoolを見事に歌い上げていてとても感動したのを覚えています。
さらに番外編:伴奏はめっちゃ楽しいことに気づきました。
先生が私のピアノをとても気に入ってくれたこともあり、「私最後に歌うからピアノ弾いてくれ!」と言われ、とくに断る理由もなく引き受けることにしました。
その打診が2ヶ月前だったので、もっと早く言ってくれと思いましたが、頑張って練習して当日無事終えることができました。
先生の伴奏をして感じたことは、上手い人のバックでピアノ弾くってめちゃめちゃ楽しいということ。
それまで学校やバンドで経験はあったのですが、本格的に歌で飯食ってる人の伴奏は初めてでしたので、こんなに気持ちいいものなのかと感動しました。
今はボイトレを辞めてしまったので、なかなか機会はないかもしれませんが、もし同じような機会に恵まれることがあればぜひやってみたいと思います。
ピアノが弾ける人は伴奏も一度経験してみることをお勧めします!
まとめ:ボイトレの成果は個人の練習による!
個人練習の時間が長くなってしまうので、ピアノと同じで毎日の練習が上達への近道となりそうです。
私のような素人だと何を練習すればいいかもわからないと思いますが、それを習う意味でもボイトレに通うのは理にかなっていると思います。
発声を習う機会って普通に生きていてもないですし、少しでも興味があるなら一度行ってみることをお勧めします!
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