こんにちは。じゃがいもです。
今回はピアノを独学で学ぶ際に注意すべきことを書いていきたいと思います。
独学はレッスン代がかからないことや、自分のペースで練習できるというメリットもあります。
一方で、間違った練習方法を続けてしまうと、間違った指の形で覚えてしまったり、いつまで経っても上達しない、といったことが起こりえます。
それに気づくのが難しいのが独学の難しいところ。
そこで、現在も独学で練習を続ける私が、独学のメリット、デメリットを把握した上で、確実に日々上達するために考えていること、実践していることをみなさんに共有していきたいと思います。
ちなみに私は幼少期にピアノ歴が10年以上あり、そのときはしっかりと先生に教えていただいていたため、最低限の基礎、知識はあると思いますので、完全には独学ではないことをご了承ください。
独学のメリット
お金がかからない
独学のメリットはなんと言ってもこれではないでしょうか。
レッスン代も安くないですからね。かなり嬉しいメリットだと思います。
自分のペースで、やりたい練習ができる
レッスンになるとどうしても先生ペースになってしまいます。
もっと同じ曲をつきつめたいと思っても、飽きたから他の曲やりたいと思っても、レッスンだと上手くいかないものです。
独学のデメリット
モチベーションが続きにくい
私の場合はストリートピアノで通りすがりの人に拍手をもらうのが嬉しくて、それがモチベーションになっています。
なので独学はあまり関係ないのですが、人によっては
何を目標にすればいいのかわからなくなる。だとか
褒められることもないのでつまらない
といったことになりかねません。
自分なりのモチベーションを見つけることはとても大事です。
練習方法がわからない
昔習っていてある程度わかればまだ良いのですが、全くの初心者だと、練習の仕方から勉強しなければならず、これが結構ハードルが高いと思います。
ピアノに限らず練習方法によって上達の速度は変わってきてしまいますので、ものすごい効率の悪い方法を採用している可能性もあるわけです。
先生がいれば修正してくれるので、その点レッスンに通うのは大きなメリットと言えそうです。
間違いに気づかないことがある
楽譜を読み間違えたりしても誰も指摘してくれないため、気づかないまま暗譜してしまう、ということが私はよくあります笑
聴く人が聴けば一発でわかりますので、少し恥ずかしい気持ちになったりします。
そうは言っても大体の人は多少違ってもわからないので、気にしないよという人はそれで良いと思います。
独学で意識するべき点
さて、ここから具体的に独学で練習する際の注意点を述べていきます。
私はプロではないので、説得力がないかもしれませんが、無駄に歴だけは長いので、その中でも自信を持って言えることのみを厳選して書いていきます。
参考にしていただければ幸いです。
指の形:指を伸ばし過ぎず、丸め過ぎず
ピアノは指で弾き、腕で弾き、体で弾きます。
何言ってるの?と思ったあなた。
その感想、大正解です笑
伝わらないこと覚悟で書いてみました。
指を伸ばし過ぎると指の力のみで弾いてしまいます。
指を丸め過ぎると、これもまた指の力で弾いてしまいます。
上級になるとあえてそういった弾き方をするテクニックも実際存在しますが、通常は必要としないので気にしないようにしましょう。
ピアニストの方の弾いている手を見ていると、絶妙な丸め具合で弾いているのがわかるかと思います。
この絶妙加減がとても大事です。とにかく最初は見様見真似で、見た目だけでもプロっぽくなりましょう。
その形に慣れてしまえば、上達はうんと加速します。
姿勢:腕がリラックスできる姿勢か
姿勢もピアニストによってかなり異なるため、一概には言えませんが、強いていうならリラックスできる姿勢を心がける、でしょうか。
難しい曲になればなるほどリラックスすることがとても大事になってきます。力んでも良い音はでませんからね。
私は骨盤を立てて、肩の力を抜くことを意識して弾くようにしています。
そうすると、自分が弾いている姿を客観視できるような気がするからです。
また、ピアノはみなさんが思っている以上に体力を要しますので、その点においてもリラックスすることはとても重要です。
プロは平気で1〜2時間のコンサートをこなしますが、私には理解できません。。どこにそんな体力あるんですかと言いたい。。
できないフレーズがなぜできないのかを徹底的に考える
練習を進めていくと、そのうち弾けない、または弾きにくいフレーズに出会います。
そのときは闇雲に練習するだけではなく、なぜ弾けないのかを徹底的に考えましょう。
技術不足なのか
手の大きさが足りないのか
指番号は間違ってないか
分析した上で、ではどうやったら弾けるようになるか、これも徹底的に考えます。
そして、試行錯誤しながら部分練習を行います。
この過程がピアノを練習する上でとてもとても重要であり、弾けるようになった時の嬉しさは言葉に言い表せられないものです。
どうしても弾けなかったら、先生や、弾ける人にきくのも大正解です。
そうしてひとつずつ解決し、自分の曲にしていくプロセスを楽しんでいただきたいと思います。
曲全体を客観的に聞いてみる
ある程度弾けるようになったら、録音をして、俯瞰して聴いてみます。
そうすると不思議なことに、弾いていた時の聴こえ方と全く違う演奏が流れています。
テンポがバラバラだったり、変なところに強弱がついていたり、右手しか聞こえなかったり。
自信がないフレーズは緊張すると走る(早くなってしまうこと)ことが多いです。
弾いている時の聴こえ方と、録音の自分の演奏を聴き比べ、ギャップを埋めていく作業は、自分の理想の演奏に近づける作業とも言えます。
また、有名な曲であれば、プロの方が弾いている音源と聴き比べてみましょう。
自分が間違った解釈をしている場合もあれば、「ここの部分は自分の方が感情豊かに弾いているな〜」と感じることもあると思います。
そうやってどんどん自分の音楽を追求していく作業は個人的には好きです。
あとはなぜか録音しているだけで緊張してしまうので、緊張になれる意味でも良い練習になります。
動画だとなお良い
動画で自分が弾いている様をみましょう。
姿勢はどうか。指だけで弾いていないか。集中力は続いているか。余裕がない箇所はないか。
録音だけではわからないことも目を通してわかることが多々あります。
プロの演奏を聴きにいく、サークルに参加する
録音や動画だけではなく、実際にプロの方の演奏を聴きに行ったり、身近なサークルに参加して皆さんの演奏を聴きます。
ピアノって結構その人の性格がでるので、自信なさそうに弾いている人、自信満々に弾いている人、自分の音に酔いしれている人、自分の音を追求しながら弾いている人。
色々います。それが聴いてて楽しいです。
あと個人的に思うのが、年配の方でピアノを楽しんでいる方は、音に人生があらわれているような気がして、とても深い音色を奏でる傾向があります。
私自身とあるピアノサークルに参加していますが、ばりばりに弾きこなす人よりも、そういった人の演奏を楽しみに行くことが多いです。
結論:独学だとしても俯瞰することは大事
常に客観的に自分の演奏と向き合うことを意識します。
独りよがりの演奏になってしまうとそれが音に表れてしまいますので気をつけましょう。
ピアノの練習方法については「大人のピアノの始め方」でも紹介していますので参考にしていただけたら嬉しいです。
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